天才

いるんですよね世の中には,凡人の懸命な努力をスキップして飛び越えていく天才が.もう適わないわけですよ.http://conductorsclub.blog.ocn.ne.jp/atrandoku/2005/04/9_729a.htmlさんのサイトには,9才でアメリカの大学に入学した矢野祥くんという日本人(国籍はアメリカだと)が紹介されています.割と有名かもしれないけど,衝撃ですね.

一般人レベルでの話だと,努力というのは恐ろしいパワーを秘めていると思います.だから例えば,町内で一番頭が良いとか,市内で5本の指に入るバッターとかってのはなれると思うんだけど.それ以上はね,どうしたって才能というどうしようもないパワーの影響力が強くなっていくように思います.例えば東大なんていうのは,少なくとも努力だけで入れるようなところではないでしょうし.もちろん東大生の皆さんは恐ろしいほどの努力もしてるだろうし.

昔はね,悔しかったですよ.私はテニスをずっとやってたんですが,中学の部活内でも真ん中くらいの実力だったし.うちの中学には,小学校のとき全道1位(北海道トップ)になったペアがいたんですよ.そいつら上手すぎるわけですよ.私も一応小学校のときからテニスやってたんだけど,もう相手にならなくて.そういう人が身近にいたから,努力だけじゃどうにもならないことは既に気づいてました.あるバンドも歌ってますけど,「やればできる」なんてのはホントに嘘ですよね.

でも今はね,努力しても敵わないっていうのがちゃんと分かってるから,ある程度自分で,もちろん良い意味で,妥協ができてると思います.逆に妥協ナッスィングで頑張って,やっぱりダメだったーってなったら,相当落ち込みそうな気もするし.ポジティブな妥協っていうのは良いですよ.その分のエネルギーを他のことにも打ち込めるし.負けず嫌いな部分もあるんですけどね.少なくとも一般人レベルだと,自分は頭が良い方だと思うところもあるし.まあバカだと思うことの方が多いけど.とにかく,自分がある程度戦えるフィールドっていうのは作ってる前提があって,それとは別に戦えないフィールドは,それはそれで認めざるを得ないわけです.そしてそれを認めても,自分にとって大きなマイナスはないし.当たり前だけど.

って,こんなこと書くからには,やっぱり憧れがあるんだろうなぁ.部屋にアインシュタインのポスター貼ってるし.「すげー」って思いたい.そして思われたい.そういうことか.